将棋の段位・級位と実力
将棋を指す人たちの種別はプロ棋士、女流棋士、アマチュア棋士の3つに分類できます。
アマチュアの中で更に分類するのであれば入門、初級、中級、上級、有段、高段と分けられます。
当ページでは段級ごとにどの程度のレベルがあるのかを各種資料を参考に制作しました。
アマチュアの段級
〜入門者レベル〜
10級:将棋の段級は10級からスタート。全部の駒の動きを知っている。
9級:詰将棋は1手詰めが解ける。手筋がちょっとだけ分かる。
〜初級者レベル〜
8級:簡単な3手詰めが分かる。
7級:手筋を実戦で少し使える。
6級:定跡が少し分かる。
〜中級者レベル〜
5級:詰将棋は3手詰めが解ける。下手の横好きレベルで十分に将棋を楽しめる。
4級:簡単な5手詰めが解ける。定跡を少しだけ知っている。手筋が実践で使える。
3級:少し駒の効率を考えた指し回しができる。詰将棋は5手詰めが解ける。
〜上級者レベル〜
2級:将棋ファンで最も多い層が2級。オンライン将棋でも勝ったり負けたりと、かなり楽しめる。
1級:切れ味鋭い一手を放つ事ができる。詰将棋は7手詰めが解ける。
〜有段者レベル〜
初段:基礎的なことは殆どできている。多くのアマチュア将棋ファンが最初に目指すレベル。詰将棋は9手詰が解ける。
二段:県大会A級予選通過レベル。基礎は勿論、定跡・手筋・詰将棋など一定のレベルが求められる。詰将棋は11手詰めが解ける。
三段:県大会ベスト8入賞レベル。街の中で一番強いぐらい。このレベルに到達するまでは相当な努力が必要。主要な定跡変化や手筋はほぼマスターしている。詰将棋は15手詰が解ける。
四段:県代表クラス。市町村で一番強いぐらい。到達には努力+αの何かが必要になる。詰将棋は19手詰めが解ける。
〜高段者レベル〜
五段:全国大会準優勝レベル。優勝することもある。県で一番強いぐらい。大局観に優れている。詰将棋は21手詰め以上が解ける。奨励会3〜1級程度。
六段:アマチュア全国大会優勝レベル。奨励会初段〜二段程度。
七段:アマチュア最強レベル。アマチュア名人戦、竜王戦に優勝すれば与えられる。奨励会二段〜三段程度。
八段:アマチュアの最高段位。アマチュア竜王戦に3回優勝すれば与えられる。奨励会三段〜プロ四段と同等と言われている。
女流棋士の段級
女流2級:アマチュア四段と同程度の実力。
女流1級:アマチュア五段と同程度の実力。奨励会6級に相当する。
女流初段:奨励会5級に相当する。
女流二段:奨励会4級に相当する、。
女流三段:奨励会3級に相当する。
女流四段:奨励会2級に相当する。
女流五段:奨励会1級に相当する。
女流六段以上:奨励会初段〜二段に相当する。アマチュア六段に相当。
プロ棋士又は奨励会員の段級
奨励会2級:女流四段に相当する。
奨励会1級:女流五段に相当する。
奨励会初段:女流六段に相当する。
奨励会二段:アマチュア六段に相当する。
奨励会三段:アマチュア七段に相当する。
プロ四段:比較無比
プロ五段:以下同上
プロ六段:”
プロ七段:”
プロ八段:”
プロ九段:”
将棋の段位と実力目安まとめ
将棋の段級とレベル実力目安表はいかがでしたでしょうか?
これまでアマチュアとプロ棋士の実力差はかなりあると言われていましたが最近ではアマチュア高段者が3割程度の確率でプロ棋士を負かすこともあるそうです。
この事実からも分かるようにアマチュアのレベルも相当に上がってきていると言えるでしょう。
それにしても、3つがバラバラだと分かりにくいですよね。全部統合しちゃえば良いのに・・・っていつも思います。
アマの段級の定義に関しては統一されたものが無いので、別段ツッコみをいれるつもりはないのですが、アマチュア段級の高段者レベルの説明が目に余ったので一言。いくらなんでも奨励会の4級5級レベルで全国優勝レベルに並べるのは無理筋です。元奨三段と奨励4、5級は互角ではありません。全国優勝者には現実には元奨三段が少なからずいます。
あとここで定義されてるアマ段位のポイントは四段を県代表、六段を全国優勝としている点にあります。この分類でいくのであれば、五段は「アマチュア県代表クラス」と書くのではなく、「県代表通算5回以上」や「全国準優勝」と定義するほうが無難です。さらに大会ベースで定義付けしていくのであれば、三段に関しては県大会ベスト8、二段に関しては県大会A級予選通過、などの定義もあります。
さらに奨励会と女流、奨励会とアマの段級の実力は1対1対応しているわけではないので、安直にイコールで記述しているのが目立つところが気になりました。それぞれ固有の定義づけの記述を具体的に探してきて書き直したほうがよいのではないでしょうか。
閲覧&ご指摘のありがとうございます。
修正しておきました。
今一度時間を確保し、再度至らぬところを修正をしていきたいと思ってます。
改めて一つだけ。確かにアマ竜王戦の全国優勝で七段免状の獲得はできますが、他の大会(例えばアマ名人、朝日アマ名人、アマ王将、など)と比較して全国優勝の難易度が特に高いという意味にはなりません。つまり六段と七段の免状を無料で取得するための(大会費はもちろんかかります)「免状獲得条件」です。アマ六段と七段の実力を分類する目安として表現するのは不適切だと思います。 アマ六段「全国優勝」。アマ七段「アマチュア最強」くらいの表現が六段と七段を分類する上では適切かもしれませんが、数年前にアマ八段が作られたので、当分目安が明確化するまではアマ八段に関しては創設経緯を記述するにとどめたほうがいいかもしれませんね。それと共に時期に六段や七段の定義も影響を受けると思います。
ツッコミ入れるつもりないとか言って超うるせー
はじめまして。
小1から始めて忙しくなりやめ、
また中1から始めて今は高1です。
今将棋教室でもらってる級は2級です。
2級の定石が覚えられません。
実は私は知的障害を持っていて、
苦手なことが多くて沢山のことを、
一気に覚えられません。
文章も上手く書けません、
かなり読みにくいと思いますが、
読んでくださると幸いです。
今習っていることは、
フラ,手話,将棋,習字,公文です。
高校生にもかかわらず、
頭は小学生レベルで簡単な算数も解けません。
「将棋をする人は頭が良いから凄いね!」
とよく言われますが、
私は全然頭が良くないです。
将棋をする人は頭が良いのは本当なのですか?
いろいろ期待されて困ってます!
長文失礼しました。
りささん、はじめまして。文章全然読みにくくないですよ。
私は脳の専門家では無いので確かな事は言えませんが将棋が強い事と頭が良い事はそこまで関係しないように思います。そもそも何を以って頭が良いと言うのか?頭が良いというその言葉自体がとても曖昧なのです。
そりゃ悪い人よりも良い人の方が上達は早いと思います。でも結局、将棋が強い人は将棋が大好きな人です。
好きこそものの上手なれと言う言葉がありますがまさに将棋はこの言葉が当てはまるのではないかと思っています。
記憶力に優れていて細々とした物事もハッキリと覚えていられる→あれば有利。
人との関わり合いが上手く、褒めたり、空気を読んだ発言ができて一緒に居て心地よいという意味での頭のよさ→将棋とはあまり関係が無い。
物事を深く考えた上で正確な判断を下せるという意味での頭のよさ→将棋に多少必要かも。
また、将棋が強い人にも様々なタイプが居ます。
・手筋のセンスがあって強い人
・相手にガンガン攻められてもビクともしないメンタル面が強い人
・学業成績は悪いが将棋だけには熱心で強い人
・マナー、礼儀知らず、空気が読めないバカだけど将棋だけは強いって人
強い人の中には頭が良い人もいるけれど、そうで無い人も必ずいます。
いろいろな人がいる。
でもなんだかんだ言って強いのは将棋が大好きな人なんですね。勉強が苦にならないからね。
定跡は一回では覚えられないのが普通です。ましてやたくさんの物事を一気に覚えるなんぞ天才でも無い限りムリでしょう。
全てを覚えようとはせずに自分の好きな定跡を何度も何度も繰り返して学習する事で多少は覚えられるようになるかなぐらいの認識でちょうど良いでしょう。
頭が良いと期待されたらそれはそれで喜ぶべき事です。
人によってはそれがプレッシャーに感じる事もあるでしょうが私だったらラッキーと思います。
本当は頭が良く無いけれど将棋をしている事で頭が良いのだと勘違いしてもらえる
この勘違いによる副産物って結構大きいと思います。
なので勘違いさせておけばよいのではないでしょうか